中国の25000年前から存在している生薬「阿膠」

中国の25000年前から存在している生薬「阿膠」

106歳という長寿だった宋美齢も美貌と若さを保つために食べていた「ツバメの巣」。もちろん中国三千年の歴史といわれるだけあって、楊貴妃も食べていたとか西太后が食べていたとか言われていますが、おそらく間違いなく食べていたでしょう。彼女たちの美への執着はものすごいものがあるからです。そんな楊貴妃や西太后が他にも食べていたものがあったとか・・・。楊貴妃などは隠れて○△を食べているから肌がキレイなんだろう。と詩の中で謳われているものがあるんです。これって気になりますよね~~

美しくなりたーーーーい

阿膠(あきょう)

中国語ではオージャオと呼ばれる生薬の一種です。阿膠(あきょう)と呼ばれるものですが、なにが原料かというとロバの皮です。ロバの皮を水で加熱抽出して作られるゼラチンのことを阿膠といいます。

どれぐらい前から使われていたのか?!というと、これまたものすごい歴史があります。中国で最古の医学書は今から約2500年前に書かれていますが、最古の医学書の「五十二病方」になんと『阿膠』は載っています。

作った産地で呼ばれ方が違っていますが、山東省東阿県産のものが『阿膠』と呼ばれるものです。湖南省産のものは「驢皮膠」と呼ばれます。なんでも山東省産のものは、昔からとても有名で「山河阿膠」と呼ばれています。もちろん今もとても高いものですが、昔々の時代もおそろしく値段がはるものなので一般女性が飲みたいと思っても、手にすることはほとんど無理というより不可能でした。ロバの皮を昔から原材料として使っていますが、中国では原材料のロバそのものが減っているのでますます『阿膠』の値段は上がっていく・・という状態です。

もちろんかなり高価なものということもあって、昔から偽造品も多く作られていたようです。このあたりも中国らしいのですが。ニセモノはなんとロバの皮ではなくて、皮製品の切れ端を作って作られているとか。とにかくニセモノをつかまされないように気をつけないといけないですね。

なんでも美容のために隠れて『阿膠』を食べている楊貴妃と謳われたほかにも、あの恐ろしい西太后はなんと習慣性流産を『阿膠』で治して、無事に同治皇帝を出産したという記録も残っているので、『阿膠』の秘められたパワーは並々ならぬものを感じます。そして、日本でも文献に阿膠が記載されているのが江戸時代に書かれているもので登場しているので、もしかするともしかすると?!日本でも使われた可能性もありそうな気がします。

セレブのお食事

阿膠の効能

効能はどんなものでしょうか?!習慣性流産を治した西太后の記録が残っているように、女性はどうしても血に関連するトラブルが多くなっています。生理もあれば出産、そして母乳も血液と深い関係があります。そして更年期になり閉経と、女性はいろんな年代やその時々の環境で、血液を消耗していますが『阿膠』の効能がすごい点は、血液を補血する作用がありながら、かつ止血効果もあるという点が挙げられます。それだけではなくて、身体を潤してくれる作用もありおます。

貧血の女性は髪の毛もパサパサになってしまって、当然ながら顔色も悪くなってしまいます。そんな女性が『阿膠』を摂取すれば、ツヤツヤに潤いを与えてくれるという効果を発揮してくれます。そして女性特有の婦人病関連でも活躍してくれます。生理痛を緩和させてくれたり、妊娠中のお腹の胎児が安定する作用もあるとか。

女性が出産した後にはかなり消耗していますが、出産後の滋養にも良いのはもちろんのこと、子宮の不正大量出血にもかなり有効な効能が発揮されます。そんなに効くなら、肌にもやさげな感じがしますが肌荒れはもちろんですが、最近では美白作用についての研究も進められているのでこれからますます楽しみな生薬でもあります。

阿膠の成分

大きな特徴はやはり原料のロバになります。ロバの皮膚に含まれているコラーゲンが、加水分解されたタンパク質そして各種アミノ酸の混合物が阿膠の成分の主成分にありますが、その他にもカルシウム、マグネシウム、鉄といった27種類のミネラルそしてコンドロイチンを含んでいます。

ゼラチンの代表格のひとつで、ロバと同じ四足の豚の皮ゼラチンと比べてみると、ロバの方がリジンに富んでいます。そしシスチンを含むんでいますが、ロバの方は豚と違ってトリプトファンを欠くという点が違う部分になります。